AT THE HEART OF THE FENDI SAVOIR-FAIRE
フェンディサヴォアフェールの核心
FENDI本社 ローマの空港近くに構える四角いコロッセオ。
写真では伝らないですが、むちゃくちゃ大きい建物です!
さながら王宮。これが本社‼︎規模の違いに驚きです。
もし私が社員だったら、自分がこんな大きな会社に勤めていると思うと
誇らしくなります。本当に大きいぃ,,,&カッコイイ
フェンディ本社の大きく広がるエントランスを訪れること、それはローマの歴史のひとコマを目撃することです。2015年、「四角いコロッセオ(Square Colosseum)」として知られる 1940 年代の合理主義者建築のアイコニックなモニュメントである、イタリア文明(Palazzo della Civilta Italiana)を新たな本拠としました。グラフィックな均整のとれた、見事なトラバーチンのそびえ立つアーチのファサードの背後に控えるフェンディの心臓部では、マスター揃いの職人たちが丹念にクラフツマンシップを発揮し、メゾンを唯一無二の存在としています。
ローマの都を見渡す丘の上にそびえ立つ建物が、フェンディのデザインスタジオとオフィスをひとつにまとめていますが、メゾンのルーツはこの建造物の奥深くに潜んでいます。ここではファー職人たちがせわしなく動き回り、デザインの夢を魔法のように現実化しています。
イタリア文明宮からフェンディのサヴォアフェールが広がります。そこはカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)とシルヴィマ、コンディ(Silvia Venturini Fendi)のクリエイティブな未来の姿を形にする、「メイド・イン・イタリア」品質と職人技を上げられた帝国なのです。ローマの北、リエーティ(Rietiにほど近いカスペーリア(Casperia)という小さな村でこの支援を受けて創立された「Accademia di Sartoria Maria Antonietta Massoli」洋裁学校が、1977年以来、このプレタポルテを手がけてきたトップレベルの達人たちとともに、最高水準の衣服の縫製、ドレーピング、スカーナ州(Tuscany)にあるバーニョ・ア・リーポリ(Bagno a Ripoli)で4上げについて次世代の才能を育てています。トスカーナ州(Tuscany)にあるバーニュ・ア・リーポリでは、フェンディのアトリエと社内のレザーグッズスクール「Scuola di Pelletteria」が一流の革職人を集め、ローマのアトリエから届けられるファーを組み込んでバッグを制作しています。シューズは、イタリアの靴作りの中心地であるマルケ州にある
フェンディの工房で専門家たちによって作られています。どの段階でもどのアイテムにおいても、ファンデンは、最高の技術を駆使して、アート作品を作り出しています。受け継がれ名声を博してきた独自の専門知識を生かし、最高のクラフツマンシップを育てることで、
イタリアならではの伝統工芸に活力を与え、ユニークなサヴォアフェールが発揮された最高級のラグジュアリーグッズを生み出しています。
屋上からの景色も圧巻です。
ここでは沢山のアーティストがイベントを行っているそうです。
オフィスに入ってすぐに案内してくださったFENDIシネマ。
社内にシネマがありましたよ。笑
みんなで”プラダを着た悪魔”などを鑑賞しているそうです。
素敵すぎる空間で…映えの次元を超えてました。
こんなのが普通とは、お洒落すぎるイタリア。
社内には至る所にアートやアイデア、サンプルがあり残念ながら
非公開のため、出来る範囲で皆さんにお届けしますね。
↓FENDI Caffe(社内食堂)
日本のアーティスト 東信さんの作品が沢山ありました。
私も大好きな作家さんで大興奮!無機質と有機物とワームが融合した
温かい空間のカフェでした。ランチメニューもお見事なまでのお洒落っぷり…
ランチタイムになると社員さんが一気に入ってきて、みんなでワイワイ賑やかに
昼食をとられていました。(ひとりで食べている人は0)社員さんの中には赤ちゃんを連れて来られている方もいて日本よりずっと福利厚生面が進んでいました。
カール・ラガーフェルド先生の功績は本当に素晴らしい。社内から伝わるエネルギーがより一層そう感じさせます。
ファッション界でも、ファーとレザーグッズをあくまでも手作りする並外れた姿勢を、90 年以上にわたって維持してきました。3世代にわたるフェンディファミリーと、メゾンとのコラボレーションを 50 年に及び続けてきた伝説的デザイナー カール・ラガーフェルドは、ファーとレザーに前代未聞の創意と画期的デザインをもたらし積み重ねてきました。この積み重ねの中心にあるのが、数十年以上にわたり無数の新たな技術を考案し、最高レベルのクラフツマンシップによって極上の素材を扱ってきた、フェンディの職人たちのサヴォアフェールなのです。
1926 年、アデーレとエドアルド・フェンディ夫妻がローマのプレビシート通りに初めて店を構えて以来、貴重なファーとレザーの恐れを知らない実験がフェンディのコレクション創作の原動力となってきました。アデーレの先駆的で革新的な発想である編み方「イントレッチオ(Intreccio)」は、細いラムスキンを編み上げて、彼女の時代のかっちりしたレザーバッ
グに代わる、現代的な選択肢として初めてのソフトでしなやかなラグジュアリーバッグを生み出しました。夫妻の 5 人の娘たち――パオラ、アンナ、フランカ、カルラ、アルダーは 1950年代に入社すると、ベルベットやグログランリボンと織り合わせたファーを初めて採用し、ファーを装飾的なものに変貌させることで革命をスタートさせました。フェンディは前進を続け、1965 年にカール・ラガーフェルドという先駆的な若きドイツ人デザイナーを迎えると、彼はすぐさまファーの本質そのものを根本的に変え、50年におよぶ純然と揺るぎない革新を通じて、フェンディを導きます。
フェンディの指揮を任された当初から、カール・ラガーフェルドはフェンディの名職人たちと協力して開発した新しい技法を駆使して、それまでは分厚く、型にはまった素材であるファーをファブリックさながらに軽く、用途の広い素材へと進化させました。ファーは重たい裏地から初めて解放され、複雑にインレー(はめ込み)、編み込み、透かしを用いた方法で、
以前には考えられなかった芸術的効果を上げました。フェンディの手にかかると、ファーは今や果てしない可能性に満ちた、ファッションの実験という新たな領域の素材となりました。
続く
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