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皆川百合(新).JPG

染飾家 / Dyeing Decorator/Artist
Yuri Minagawa / Dr.Lily
皆川 百合​

− 衣・色飾・住 −

生活景に「色」を飾るモノつくり

 

皆川は布に化粧を施していくように色や模様を飾る「染飾作品」である。

自身が提唱する「染飾」とは、「染め」を「飾る」=「染飾」を意味し、染めの現象から生まれる「色むら模様」にブリコラージュ的に「装飾」を施した一体を称する造語である。

 

​主に扱う「布」は、実用と鑑賞のどちらにも往来が出来る極めて流動的な素材であり、大切なものを包んできた長い歴史がある。皆川は生活に親密な布に人間のプリミティブな「飾る行為」によって、何気ない事象とのコミュニケーションを図り、生活の中に自己は如何あるべきかを問う。         

 

禅宗のお寺で生まれ育った皆川は、自身が染める色を「色即是空」の「色」の解釈である「人間が知覚できる世の中のすべての現象」と捉え​ている。

布の深層表現である染めの色むら模様は、布特有の「造形」「平面」「立体」を合わせ持つ「絞り染め」を基軸にしたオリジナルの技法である。 制約から生まれる抽象表現、染める際に生まれる「にじみ」や「ぼかし」の意のままに染まらぬ絞りの妙が、有機的かつ人間の深層心理に訴える。その現象が「生きている色」に感じられ、色によって日常の意識されない心理や事象を視覚化する。

更に禅仏教による「中道」の思想から、自身の哲学を「直感的に二分した二項対立な事象を分離した一方的な様式」ではなく、両者が流動的に相互作用した有機的な表現を「バイロジック表現」と呼ぶ。

1992年 奈良生まれ

2011年 大阪芸術大学美術学部工芸学科入学

2015年 卒業制作展で工芸学科学長賞(首席)を授与

    同大学を卒業 

2015年 京都芸術大学大学院美術研究科総合造形領域入学(旧:京都造形芸術大学)

2017年 同大学大学院美術研究科総合造形領域染織テキスタイル博士前期課程修了後、

      ECインナー企業でランジェリーデザイナーとして勤務

2019年 東京藝術大学大学院美術研究科染織研究室研究生として所属

    FENDI Fur tablet design contestの受賞者として

    イタリア・ミラノファッションショーとローマ本社にて研修

2020年 同大学大学院美術研究科博士後期課程工芸専攻染織研究領域に入学

    オリジナルブランドMYDEARを設立

2023年 同大学院博士後期課程修了 博士号(美術)を取得

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